- カノムサイサイとは
- カノムサイサイの作り方
この記事では上記のことを解説していきます。
カノムサイサイとは【三重食感ココナッツミルク風味の餡(アン)をバナナの葉で包んだお菓子】のことです。
タイではメジャーですが、日本ではまだまだマイナーなお菓子となります。
カノムサイサイはバナナの葉の内側に、核となる餡(アン)。
そして2種固さのの生地が入っています。
この記事前半ではカノムサイサイの基本解説。
後半ではカノムサイサイのザックリとした作り方を紹介していきます。
ぜひ参考にしてみてください。
それではいきましょう!!!
タイデザート【カノムサイサイ】の基本解説
タイ語 | ขนมไส่ใส้ |
---|---|
辛さ | 0 |
パクチー | なし |
カノムサイサイとは
- カノム→お菓子
- サイ→入れる
- サイ(発音は高めから低め)
カノムサイサイとは【三重食感ココナッツミルク風味の餡(アン)をバナナの葉で包んだお菓子】のことです。
形はピラミッドに似た四角錐(しかくすい)。
日本ではまだあまり知られていませんが、タイではメジャーで人気のお菓子となります。
バナナの葉の内側には3種の食感の具材や生地が入っています。
バナナの葉の風味とココナッツミルクの風味も合わさって、とても優しい味のタイお菓子です。
ココナッツ好きな方にはたまらないタイお菓子でしょう。
カノムサイサイは市場の屋台などで買うことができます。
タイの田舎では、今でもよく見かけるタイお菓子です。
しかし最近のバンコクでは、カノムサイサイ屋台をあまり見かけなくなってしまいました。
餡(アン)・生地のそれぞれの特徴と作り方
カノムサイサイの一番内側の核となる餡(アン)には①甘く味付けたココナッツロングが入っています。
餡を包んだ②モチモチの生地を、さらに③ゆるゆるのココナッツミルク生地で包みます。
最後に「バイトーン」と呼ばれる④「バナナの葉」で包み、蒸して完成です。
わかりやすく内側からまとめると、
- 甘く味付けしたココナッツロング→ショリショリ食感
- もち米粉の生地→モチモチ食感
- ココナッツミルクを少しだけ固めた生地→ユルユル食感
- バイトーン→バナナの葉
といった感じになります。
ココナッツロングというのは、ココナッツを細切りにしたものです。
①.甘味のココナッツロングの餡
まずは核となる甘味ココナッツロングの餡になります。
甘く、ショリショリ食感が特徴です。
フライパンでパームシュガーを水で溶かしやや煮詰めます。(弱火〜中火)
そこにココナッツロングを入れ、さらに煮詰めます。(弱火)
すると、薄茶色の甘いココナッツロングが出来上がります。
小さく丸めて、外のモチモチ生地で包みます。
②.モチモチ食感生地
もち米粉に水を足していき、モチモチ食感の生地を作ります。
色付きの生地を作るレシピも多くあり、例えば、
- バイトゥーイ水を混ぜる→黄緑色
- カボチャを混ぜる→黄オレンジ色
- 紫芋を混ぜる→紫色
となります。
核となる餡を包み、球型に成形します。
③.ユルユル食感生地
鍋にココナッツミルク、砂糖、塩を入れ、米粉(上新粉)を少しづつ入れていき緩い生地を作ります。(弱火)
緩めのココナッツミルクプリンのような食感になります。
大小2種類のバナナの葉を重ねておきます。(小さい葉を上に置く)
バナナの葉の上でモチモチ食感の丸めた生地に、上からかぶせるように乗せてあげます。
軽く成形しておきます。
④.バナナの葉
バナナの葉の中央にユルユル生地を置きます。
端と端を折りたたみながら縦長の四角錐を作ります。
別で細長く切ったバナナの葉を使い、下から上にまとめ上げます。
串や爪楊枝などで内側のバナナの葉と一緒にとめておきます。
蒸して、火が通っているか確認して完成です。
カノムサイサイ関連お菓子
カノムトム
カノムトムとは【タイ風ココナッツ尽くし団子】のことです。
カノムトムの中身に使用する餡(アン)がカノムサイサイの餡と全く同じ(甘く味付けしたココナッツロング)になります。
カノムトムに緩いココナッツミルクプリン+バナナの葉がカノムサイサイといった感じです。
カノムサイサイの方が手間がかかっている分、カノムトムの方がご家庭では作りやすいかもしれませんね。
バナナの葉で包んだタイデザート
カノムサイサイ以外にもバナナの葉で包んだタイお菓子はあります。
例えば、以下のようなお菓子(デザート)があります。
最近、都会では少なくなってきましたが、田舎ではまだまだ屋台で売られています。
タイデザート【カノムサイサイ】のまとめ
カノムサイサイとは【三重食感ココナッツミルク風味の餡(アン)をバナナの葉で包んだお菓子】のことです。
ココナッツ好きにはたまらないお菓子となります。
しかし、最近はあまり見かけることがなくなってしまいました。
タイ旅行で見つけた際は、ぜひ一度試してみてくださいね。