- ポーピアソットとは
- ポーピアトートとは
- ポーピアソットの本格レシピと作り方
- ポーピアトートの本格レシピと作り方
この記事では上記のことを解説していきます。
ポーピアトートを日本語にすると【タイ風揚げ春巻き】といった感じです。
日本人にも食べやすくクセのないタイ料理です。
辛いのが苦手な方や子供でも安心して食べることができます。
そしてポーピアソットとは【タイ風生春巻き】のことです。
ポーピアソットには中華系とベトナム系があり、少しややこしいので両方解説していきます。
実は皆さんが想像してるであろう生春巻きは、ベトナム風ポーピアソットで、元々はベトナム料理です。
この記事前半ではポーピアトート、ポーピアソットの基本解説。
後半ではポーピアトートの本格レシピと作り方を紹介していきます。
詳しく知ることで、実際に食べるときに、さらに楽しく食べることができるはずです。
ぜひ参考にしてみてください。それではいきましょう!!!
タイの春巻き料理を徹底解説
ポーピアソットとは
カタカナ表記 | ポーピアソット・ポピアソット |
---|---|
タイ語 | ปอเปี๊ยสด |
辛さ | レシピ次第 |
クセ |
- ポーピア→春巻き
- ソット→新鮮・生
タイのポーピアソットは大きく分けると、中華風とベトナム風の2種類があります。
店でのメニューでは同じポーピアソットと記述されていることが、ややこしくしている原因です。
中華風とベトナム風で味は全然違いますので、それぞれ別々に解説していきます。
ベトナム風(生春巻き)
- ソット→生・新鮮
- ユアン→ベトナム風(昔のベトナムのタイ語での呼び名)
ベトナム風ポーピアソットとは、いわゆる【生春巻き】のことです。
正確には【ポーピアソットユアン】といいます。※「ユアン」は省略されることが多い。
ユアンというのは昔のベトナムのタイ語での呼び名で、料理に使用するときは「ベトナム風」という意味になります。
生春巻きはタイ料理だと思っていた方も多いかもしれませんが、元々はベトナム料理です。
具材をライスペーパーで巻くのですが、中の具材が透けて見えるのが見た目の特徴。
ライスペーパーならではのモッチリ食感とサッパリした具材が人気の秘密。
ちなみにライスペーパーをタイ語では「ペンポーピア」と言います。
タイだとスーパーで買うことができ、日本でもオンラインショップで簡単に購入可能です。
具材には、例えば以下の様な食材があります。
- クン→海老
- ムーヨー→ベトナム風豚肉ソーセージ
- プーアット→カニカマ
- ホーラパー→スイートバジル
- パクチーファラン→ノコギリコリアンダー
- プリック→唐辛子
- トゥアンゴーク→もやし
- カノムチン→タイ風米粉そうめん
- ウンセン→春雨
- キャロット(タイ英語)→人参
巻かれる具材はお店によって様々です。唐辛子やパクチーなどの香草が苦手な方は注意しましょう。
タレはナムチムガイ(スイートチリソース)を使用します。
少し辛いので、辛いのがてな方は注意しましょう。
おかず料理というよりは、サラダ料理と言った方がいいかもしれません。
ポーピアソットは以下の様な場所で食べることができます。
- 屋台
- ベトナム料理屋
- スーパーのサラダコーナー
中華風ポーピアソット
- チーン→中国
上の写真を見て、皆さんの想像した春巻きとは少し違ったかもしれません。
中華風ポーピアソットとなります。
日本ではマイナーな方のポーピアソットと言っていいでしょう。
火の通った小麦粉の生地で各食材を巻き、特製ダレをかけて食べる料理です。
「ソット」とは本来「生」という意味なのですが、そういった意味でも混乱させてしまっているかもしれませんね。
ちなみにこの生地はロティサイマイ(アユタヤ名物の綿菓子クレープ)を巻く生地と同じです。
醤油ベース?の甘い餡(アン)がたっぷりとかけられます。
具材には、
基本は辛くないのですが、注文する際は一応、確認した方がいいでしょう。
中華系のポーピアソットなので、中華系のタイ料理屋で食べることができます。
ポーピアトートとは
カタカナ表記 | ポーピアトート・ポピアトート |
---|---|
タイ語 | ปอเปี๊ยะทอด |
辛さ | 0(タレは少し辛い) |
クセ | なし |
- ポーピア→春巻き
- トート→揚げる
ポーピアトートを日本語にすると【タイ風揚げ春巻き】といった感じです。
中国由来のタイ料理となります。
春巻きが日本人にも馴染みのあるので、クセなく食べやすいタイ料理です。
ただし、ある意味でタイ料理らしくないので、香草の香りや辛さを求めているのであればあまりオススメできません。
辛くないので、辛いのが苦手な方や子供でも安心して食べることができます。
しかしタレは少し辛いことがあるので、苦手な方は注意しましょう。
ポーピアトートの具材となるのは、
- ウンセン→春雨
- ムーサップ→豚ひき肉
- ノーマーイ→たけのこ
- ガラムプリー→キャベツ
- キャロット(タイ英語)→人参
と、ほぼ日本での揚げ春巻きと同じと考えて問題ありません。
タイレストランでは、肉類を全く使用しないベジタリアンメニューとしてのポーピアトートも食べることができます。
日本の揚げ春巻きは餡(アン)にトロミをつけることが多いですが、ポーピアトートはトロミをつけません。
タレも日本の揚げ春巻きと違い、タイ揚げ物料理で定番のナムチムガイ(スイートチリソース)やナムチムブアイ(甘酸っぱい梅味ソース)が多く使用されます。
- ナムチムガイ(スイートチリソース)→少し辛い
- ナムチムブアイ(甘酸っぱい梅味ソース)→辛くない
ポーピアトートは以下の様な場所で食べることができます。
- 屋台
- 道端の食堂
- タイ料理レストラン
ポーピアソット(タイ風生春巻き)の本格レシピと作り方
ここからはポーピアソットの本格レシピと作り方を紹介していきます。
レシピ
- 生春巻きの皮(ライスペーパー):お好み量
- 茹で海老:お好み量
- ムーヨー(あれば):お好み量
- カニカマ:お好み量
- ノコギリコリアンダー:お好み量
- スイートバジル:お好み量
- 人参(細切り):お好み量
- サニーレタス:お好み量
- その他お好みの野菜:お好み量
- スイートチリソース:お好み量
作り方
- ライスペーパーを水に浸け、柔らかくします。(各商品の裏面の指示に従ってください。)
- お好みで具材を中央に置いて、巻いていきます。
- 別皿でスイートチリソースを用意して完成です。
ポーピアトートの本格レシピと作り方
ここからはポーピアトートの本格レシピと作り方を紹介していきます。
レシピ
- 刻みニンニク:4粒
- 刻みパクチーの根:3本
- 胡椒(粉):小さじ0.5杯
- 豚ひき肉:200g
- 春雨:300g
- キャベツ千切り:200g
- 人参細切り:100g
- オイスターソース:大さじ3杯
- 砂糖:大さじ1杯
- シーユーカオ:大さじ2杯
- 春巻きの皮(小麦粉のもの)
- レンジで片栗粉を溶かした水溶き片栗粉
また椎茸を入れると食感と風味も増すのでオススメです。
豚肉を入れないでも十分美味しいので、ベジタリアンメニューにすることもできます。
作り方
- フライパンで刻みニンニクと刻みパクチーの根と胡椒を炒め始めます。
- 香りが出たら豚ひき肉を投入します。
- 豚ひき肉に火が通ったら、人参とキャベツを投入します。
- 野菜に火が通り、全体の体積(カサ)も小さくなったら、春雨を投入します。
- 調味料を全て入れ、しっかり混ぜ合わせます。
- 春雨に火が通ったら、具材の完成です。
- 少し冷まします。
- 具材を春巻きの皮で巻き、レンジで溶かした水溶き片栗粉で接着します。
- 揚げる際、具材はすでに火が通っているので、皮の色で判断しましょう。
- 盛りつけて完成です。
- 春雨はやや短めにした方がいいかもしれません。
- タレはスイートチリソースかナムチムブアイ(甘酸っぱい梅ソース)がオススメです。
ポーピアソット【生春巻き】のまとめ
ポーピアソットは大きく分けて中国風とベトナム風の2種類あります。
中国風ポーピアソットを日本語にすると【あんかけ蒸し春巻き】といった感じです。
ベトナム風とは、いわゆる【生春巻き】となります。
元々生春巻きはベトナム料理ということです。
そしてポーピアトートを日本語にすると【タイ風揚げ春巻き】といった感じになります。
タイ旅行の際に、色々と食べ比べてみるのも楽しいかもしれませんね。
自宅でも作ることができますので、ぜひ一度作ってみてはいかがでしょうか。