- タイの野菜炒めの特徴
- タイの野菜炒め【6種類】を紹介
この記事は上記のことを解説していきます。
タイの野菜炒めは日本同様に多くの種類が存在します。
全てのタイ野菜炒めにニンニクを使用し、中華っぽい味付けが多いのも特徴。
実はタイの野菜炒め料理は食べやすく、割りとクセのない料理が多いです。
そして、その中には日本のタイ料理屋でも人気な料理も多くあります。
タイ料理屋で野菜炒めを食べたことがある方も多いのではないでしょうか。
この記事最初でタイの野菜炒め全体の特徴を解説。
その後、オススメのタイ野菜炒めを厳選して【6種類】を紹介していきます。
各料理ごとに「辛さ」も記載しておきましたので、ぜひ参考にしてみてください。
それではいきましょう!!!
タイ料理【野菜炒め】の基本解説

- パット→炒める
- パック→野菜
タイの野菜炒めは「パットパック」と言います。
味が濃く、味付け(使用する調味料)も似ているものが多いです。
ほぼ全ての野菜炒めにニンニクを使用します。
以下の調味料が、タイ野菜炒めで使用する基本的な調味料です。
- ソースホイナーンロム→オイスターソース
- ナンプラー→タイの魚醤
- シーユーカオ→タイ醤油
- シーユーダム→タイ黒醤油
- タオチオ→タイの味噌
ニンニクと共に強火でさっと炒めるので、中華料理に通づるところがあります。
中華由来の野菜炒めも多いでしょう。
- 日本人に馴染みのある料理
- 辛い
- 辛くない料理
と、特徴も様々ですのでそれぞれ紹介していきます。
パットパックルアムミット

タイ語 | ผัดผักรวมมิตร |
---|---|
辛さ | 0 |
パクチー | なし |
- パット→炒める
- パック→野菜
- ルアムミット→ミックス
パットパックルアムミットとは【タイ風ミックス野菜炒め】です。
基本的にはどんな野菜を使用してもいいのですが、タイ食堂などでよく使用される野菜の例は以下の通りです。
- ブロッコリー
- ドークガラム→カリフラワー
- キャロット(タイ英語)→人参
- カオポートオーン→ベビーコーン
辛くなくて、クセもないタイ野菜炒めとなります。
これぞ野菜炒めといった感じなのですが、タイらしさはあまりありませんのでタイ料理好きには逆にオススメできません。
パックブンファイデーン

タイ語 | ผักบุ้งไฟแดง |
---|---|
辛さ | |
パクチー | なし |
- パック→野菜
- パックブン→空芯菜
- ファイ→火
- デーン→赤
パックブンファイデーンとは【タイ風空芯菜炒め】です。
日本で一番有名なタイ野菜炒めとなります。
シャキッと食感にピリッと唐辛子のコンビネーションのいい料理。
かなり辛いので、辛いのが苦手な方は注意しましょう。
肉類を入れないシンプルなバージョンやムークロップ(カリカリ豚)が入る場合があります。
パットカナー

タイ語 | ผัดคะน้า |
---|---|
辛さ | |
パクチー | なし |
- パット→炒める
- カナー→カイラン菜
- プラー→魚
- ケム→塩っぱい
- プラーケム→塩漬け魚
パットカナーとは【カイラン菜炒め】です。
カイラン菜はチャイニーズケールとも呼ばれたりしています。
ポリっと食感と少しの青臭さが特徴。
塩漬け魚を具材とする一緒に炒める「パットカナープラーケム」が一番有名です。
パットガラムプリー

タイ語 | ผัดกระหลํ่าปลี |
---|---|
辛さ | 0 |
パクチー | なし |
- パット→炒める
- ガラムプリー→キャベツ
- ナンプラー→タイの魚醤
パットガラムプリーとは【タイ風キャベツ炒め】です。
パットガラムプリーナンプラーと呼ばれる場合もありますが、味付けは同じとなります。
その名の通りナンプラーの味、香りが前面に出る料理です。
ただそれでも、調味料が違うだけで基本的には日本人の作るキャベツ炒めと具材は同じです。
ナンプラーが苦手な方は注意しましょう。
逆にナンプラー好きには、家庭で最も簡単に作れるナンプラー料理なので重宝するでしょう。
パットヨートマラ

タイ語 | ผัดยอดมะระ |
---|---|
辛さ | |
パクチー | なし |
- パット→炒める
- ヨート→最も、頂上の
- マラ→タイゴーヤ(ハヤトウリ)
パットヨートマラとは【ゴーヤの茎・葉炒め】です。
マラとはタイのゴーヤのことで「ハヤトウリ」という種類のゴーヤの蔓や葉を使用します。
上部の茎と葉でないと固くて食べることができません。
味付けはパックブンファイデーンとほぼ同じです。
辛いので、辛いのが苦手な方は注意しましょう。
ちなみに日本のゴーヤは、上部でも固すぎて食べることができません。

パットクイチャーイ

タイ語 | ผัดกุยช่ายเต๋าหูหมูสับ |
---|---|
辛さ | 0 |
パクチー | なし |
- パット→炒める
- クイチャーイ→ニラ
- タウフー→豆腐
- ムーサップ→豚ひき肉
パットクイチャーイとは【タイ風ニラ炒め】です。
「タウフー」と呼ばれるタイの玉子豆腐や豚ひき肉と共に炒めることが多いです。
辛くなくて、クセもないので、日本人にとって非常に食べやすい野菜炒めとなります。
日本人の考える通常のニラ(緑)、中には黄ニラを使用する店もあります。
- クイチャーイカオ→黄ニラ
- クイチャーイキアウ→ニラ(緑)
タイ料理【野菜炒め】のまとめ

タイの野菜炒めはクセがなく、食べやすい料理が多いです。
ただ、どうしても野菜炒めなので、タイらしさは他のタイ料理に比べてなく地味なものが多くなってしまいます。
辛いのが苦手な方は、辛さにはしっかり気をつけましょう。
安い料理がほとんどなのでタイ食堂でも気軽に頼めます。
作り方自体は普通の野菜炒めとほぼ同じなので、調味料と食材さえ揃えれば簡単に作れるはずです。
ぜひ自宅でタイ野菜炒めを作ってみてはいかがでしょうか。