- タイの卵事情
- タイ料理でオススメの美味しい卵料理【トップ6】+おまけ2
この記事では上記のことを解説していきます。
タイの卵料理は種類豊富で、火の入れ方や料理法も日本同様に様々です。
タイ料理の中でも特に卵料理が好きという方も少なくありません。
ただ、鶏卵以外にもウズラの卵やアヒルの卵を使ったタイ料理も多く存在し、混乱することも多いのではないでしょうか。
この記事前半ではタイの卵事情を細かく解説。
後半ではタイ料理でオススメの卵料理をランキング形式で紹介していきます。
タイの卵領売り好きの方は、ぜひ参考にしてみてください。それではいきましょう!!!
タイの卵事情
カタカナ表記 | カイ |
---|---|
タイ語 | ไข่ |
辛さ | レシピ次第 |
パクチー | レシピ次第 |
タイの卵の種類
- カイ→卵
タイ料理には様々な種類の卵が使用されます。
例えば、以下の通りです。
- カイガイ→鶏卵
- カイペット→アヒルの卵
- カイノックグラター→ウズラの卵
- カイモットデーン→アカアリの卵
- カイプラー→魚の卵
- カイクン→エビコ
カイペット(アヒルの卵)やカイモットデーン(アカアリの卵)など日本であまりなじみのない卵も使用します。
タイ料理にて、使用頻度の高い鶏卵とアヒルの卵をこの後、細かく解説していきます。
カイガイ(鶏卵)
- カイガイ→鶏卵
鶏卵はタイで一番使用されている卵です。
日本と同様、鶏卵には調理方法も多く存在します。
- カイトム→茹で玉子
- カイヤマトゥン→半熟玉子
- カイダーオ→目玉焼き
- カイトート→揚げ卵
- カイオンセーン→温泉玉子
と、日本でお馴染みの調理法はタイでも健在。
最近では、半熟玉子や温泉玉子もタイで食べられるようになってきました。
しかし、火が完全に通ってないと食べない方(タイ人)もまだまだ多くいます。
ちなみに「カイオーン」と呼ばれるキンカン卵(卵巣で卵の形になる前の黄身)を使用することもあります。
カイペット(アヒルの卵)
- カイペット→アヒルの卵
タイでは、カイペット(アヒルの卵)もメジャーな卵となります。
アヒルの卵は鶏卵に比べ、黄身が濃厚で殻が厚いのが特徴です。
殻が厚いためカイケム(アヒルの塩漬け玉子)などに使用されます。
アヒルの卵の使用例は以下の通りです。
- カイペットトム→ゆで卵
- カイケム→アヒルの塩漬け玉子
- カイイヤオマー→ピータン
アヒルのゆで卵は色が鮮やかで濃厚なので、よくカオカームー(タイ風豚足煮込みご飯)に使用されます。
【タイ料理】オススメの卵料理[トップ6]
さて、ここからはタイ料理でオススメの卵料理をランキング形式で紹介していきます。
例えば、ヤムカイダーオ(目玉焼きサラダ)のように、元々の料理に卵を合わせた料理(トッピングした料理)は省略していますので、ご了承ください。
ということで、今回は純粋な卵料理だけのランキングとしました。
1.カイヤッサイ
カタカナ表記 | カイヤッサイ |
---|---|
タイ語 | ไข่ยัดไส้ |
辛さ | 0 |
クセ | なし |
- カイ→卵
- ヤッ→入れる
- サイ→餡(アン)または中身
カイヤッサイとは【タイ風オムレツ】のことです。
中の餡(アン)には、ひき肉や野菜たちがたっぷり入っています。
日本人にも食べやすく、バランスのいい卵料理です。
なぜか四角い形であることが多いのも特徴。
ちなみに食堂、あるいはカフェやタイ料理レストランでも食べることができます。
2.カイチアオ
カタカナ表記 | カイチアオ |
---|---|
タイ語 | ไข่เจียว |
辛さ | 0 |
クセ | なし |
- カイ→卵
- チアオ→少量の油で揚げる
カイチアオとは【タイ風卵焼き】のことです。
道端のタイ食堂の超定番メニューで、ご飯に乗せることもできます。
最近では日本のタイ料理屋でも食べることができる様になってきましたね。
カイチアオの基本はナンプラーで味付けした卵焼きです。
具材には豚ひき肉や海老など様々な食材を使用します。
ただしあまりにも単純なメニューなので、ある意味タイ料理らしくないと言われれば「らしくない」かもしれません。
とはいえ、ナムチム(タレ)にはチリソースを使用し、若干、タイ料理感が増します。
シンプルですが、とても美味しいので、まだ食べたことがない方は、一度だけでも食べてみてはいかがでしょうか。
3.カイルーククーイ
カタカナ表記 | カイルーククーイ |
---|---|
タイ語 | ไข่ลูกเขย |
辛さ | 0 |
クセ |
- カイ→卵
- ルーククーイ→娘婿
カイルーククーイを日本語にすると【揚げゆで卵のタマリンドソースかけ】といった感じです。
揚げたゆで卵に酸味と甘みのあるタマリンドソースをたっぷりとかけます。
タマリンドソースが揚げた部分に染み込み、卵とソースが一体化した料理です。
パクチーが添えられることもありますが、簡単に避けることが可能となります。
ご飯との相性もいいので、ご飯と食べるのがオススメです。
4.カイノックグラタートート
カタカナ表記 | カイノックグラター |
---|---|
タイ語 | ขนมครกไข่นกกระทา |
辛さ | 0 |
クセ | なし |
- カイノックグラター→ウズラの卵
- トート→揚げる、揚げ焼きにする
カイノックグラタートートを日本語にすると【ウズラの卵の目玉焼き】といった感じです。
カノムクロック(たこ焼き型ココナッツミルク菓子)と同じ、たこ焼き器のような鉄板を使用します。
胡椒とシーズニングソースをかけていただきます。
ただ、正直言うと、味はみなさんが想像した通りかもしれません。
とはいえ屋台で買って、歩きながら食べると言う雰囲気ありきでとてもオススメです。
タイのストリートフードの定番ですので、タイ屋台で見かけた際はぜひお試しください。
箸ではなく、串で食べるのが、いかにもタイらしくてグッド!
5.カイトゥン
カタカナ表記 | カイトゥン |
---|---|
タイ語 | ไข่ตุ๋น |
辛さ | 0 |
クセ | なし |
- カイ→卵
- トゥン→蒸す
カイトゥンを日本語にすると【タイ風茶碗蒸し】といった感じです。
日本の茶碗蒸しとは違い、水と卵を合わせて作ることが多くなります。(日本は出汁を使用することが多いです。)
具材にはひき肉やカニカマ、人参などを使用します。
コンビニで簡単に購入することができるので、タイ旅行時の夜食としてもいいかもしれませんね。
6.カイピン
カタカナ表記 | カイピン |
---|---|
タイ語 | ไข่ปิ้ง |
辛さ | 0 |
クセ | なし |
- カイ→卵
- ピン→炭火焼き(弱火)
カイピンを日本語にすると【串焼き卵】といった感じです。
串焼き卵と表現しましたが、実は蒸して火を入れます。
火を入れた後に、串に刺していくイメージです。
味は日本人にも食べやすく、オススメのタイの屋台料理となります。
ただし、殻を剥く作業があるので、歩きながら食べると言うのは難しいかもしれませんね。
結構お腹に溜まるので、買い過ぎに注意しましょう。(二人で1本がオススメです。)
おまけ(その1).プーパッポンカリー
カタカナ表記 | プーパッポンカリー |
---|---|
タイ語 | ปูผัดผงกะหรี่ |
辛さ | |
クセ | なし |
- プー→蟹
- パッ(ト)→炒める
- ポン→粉
- カリー→カレー
プーパッポンカリーを日本語にすると【蟹の卵とじカレー炒め】といった感じです。
プーパッポンカリーのメイン食材は蟹となります。しかし卵も蟹と同じくらい非常に重要な食材ですので、卵料理の「おまけ」として紹介しておきます。
日本語の料理名通り、蟹をカレー粉入りの卵でとじて作ります。
日本人にとても食べやすく、人気のタイ料理です。
日本のタイ料理屋でも食べられることが増えてきていますよね。
まだ食べたことがない方は、ぜひ一度は食べてみてください。クセになってしまうこと間違いなしです。
おまけ(その2).カノムカイタオ
カタカナ表記 | カノムカイタオ |
---|---|
タイ語 | ขนมไข่เต่า |
辛さ | 0 |
クセ | なし |
- カノム→お菓子
- カイ→卵
- タオ→亀
- ノック→鳥
- ノックグラター→鶉(うずら)
カノムカイタオを日本語にすると【タイ風ポンデリング】といった感じです。別名を「カノムカイノックグラター」と言います。
どちらも直訳がタイらしいので紹介しておきますね。
- カノムカイタオ→亀の卵のお菓子
- カノムカイノックグラター→うずらの卵のお菓子
亀の卵やうずらの卵は使用しないので、つまり見た目でのネーミングです。
モチモチ食感で日本人にも食べやすく、人気のタイストリートフードとなります。
日本ではまだまだマイナーデザートなので、食べることができないかもしれません。
タイ旅行で見かけた際はぜひ一度食べてみてください。
【タイ料理】オススメの卵料理のまとめ
タイ料理では様々な卵の種類を使用し、調理法もたくさんあります。
日本人にも比較的食べやすい料理が多いかもしれませんね。
ただし、タイ料理では基本的に火をしっかり通します。
タイ旅行の際には、ぜひ色んなタイ卵料理を食べてみてはいかがでしょうか。
日本とは違った食文化が楽しめるかもしれませんよ。